「止まる」にはいくつかの段階がある
ライティングが止まるとき、実際には語彙や文法よりも前の段階で止まっていることが少なくありません。質問の意味を正確に理解できていない、意見が決まらない、理由が思いつかないといった段階です。
この段階で止まっている場合、語彙や文法の練習を増やしても、止まる場所そのものは変わりません。
止まる原因を5つに分けて考える

- 質問の意味が正確に取れていない(設問を読み違えている)
- 意見(賛成・反対など)がその場で決められない
- 理由や具体例が思いつかない
- 日本語では言えるが、英語にする段階で止まる
- 使える語彙・文法の範囲が狭く、書き出した文を組み立てられない
家庭でできる工夫
原因ごとに、家庭でも試しやすい工夫があります。
意見と理由は日本語で先に決める
英語で考えながら意見も決めようとすると、負荷が重なってしまいます。まず日本語で賛成か反対かを決め、理由を2つ程度考える。そのあとに英語にする、という順番にするだけで手が動きやすくなることがあります。
使える語彙・文法に絞って書く
難しい表現を使おうとして止まるより、自分が確実に使える単語や文法で組み立てる方が、最後まで書き切れることが多くあります。書き切ることを優先し、表現の幅は後から広げていく方が現実的です。
短い型を先に固定する
意見、理由1、理由2、まとめのように、書く順番をあらかじめ決めておくと、白紙の状態から考える負担が減ります。型に慣れてから、内容の質を上げていく方が進めやすくなります。
添削は「もらうだけ」で終わらせない
添削を受けても、同じ間違いを次の答案でも繰り返してしまうことがあります。これは、添削内容を確認した後、実際に書き直す・同じパターンで別の問題を書いてみるという一手間が抜けている場合によく見られます。
添削で指摘された点を、次に書くときに意識できているかを確認することが、練習量を増やすことよりも効果的な場合があります。
自信と完璧主義への配慮
完璧な文章を書こうとするあまり、最初の一文から動けなくなるお子さまもいます。この場合、内容の質よりも、まず最後まで書き切る経験を積むことを優先した方が、結果的に上達が早くなることがあります。
Petra Tutorsの進め方
Petra Tutors(ペトラチューターズ)では、ライティングで止まっているお子さまに対して、まずどの段階で止まっているのかを確認します。質問理解や意見決めで止まっている場合は、英語の練習の前に、考え方を整理する練習から始めることもあります。
英検の単語や読解でつまずいている場合は、あわせて基礎から見直すこともあります。


