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MYPとIGCSEはどう違う?転校前に知りたい学び方と評価の違い

公開日:

Child in field

この記事の結論

  • MYPは国際バカロレア(IB)の学校全体の教育枠組み、IGCSEは科目ごとに学習範囲が定められた国際資格です。同じ学年でも学習の軸が違います。
  • MYPは4つの評価観点で過程を見て1〜7の教科成績にまとめます。IGCSEは試験機関と科目ごとに評価方法が決まります。
  • MYPの外部評価(eAssessment)への参加は学校の方針次第、IGCSEは試験機関と科目コードの確認が先です。
  • 転校前に、今の教材・最近の単元・転入先の評価方法・授業進度・16歳以降の進路の5点をそろえると、相談が具体的になります。

転校先の学校案内を読んでいると、MYPとIGCSEという二つの言葉に出会うことがあります。どちらも中高生の学びに関わりますが、同じ学年に入れたとしても、授業の進み方や評価の受け方まで同じとは限りません。数学の答えを正しく出せても考え方を文章で説明する課題に慣れていない、探究活動は得意でも時間内に試験問題を解く練習が要る。どちらが優れているかを決めるより、これまでの学びと転校先で求められる力をつなげて考えることが、準備の出発点です。

MYPとIGCSEは、そもそも何が違う?

最初に押さえたいのは、二つが同じ種類の資格ではないという点です。MYPは学校全体の学び方を組み立てる枠組み、IGCSEは科目ごとの学習範囲と評価方法が定められた資格です。学校全体を見るのか、一つひとつの科目の準備を見るのか。この違いを意識すると、転校先への質問も具体的になります。

重要ポイント内容
MYPの位置づけ 国際バカロレア(IB)の中等教育プログラム。8つの教科グループを横断し、探究の進め方や学びのつながりまで含めて授業を組み立てます。
IGCSEの位置づけ 英語・数学・理科など科目ごとに学習範囲と評価方法が定められた国際的な中等教育資格。ケンブリッジとピアソン・エデクセルという別々の試験機関があります。
主な対象 MYPはおおむね11〜16歳、IGCSEは主に14〜16歳。ただし年齢だけで転入先の学年や科目が決まるわけではありません。

比較表:MYPとIGCSEはどこが違う?

比較する点MYPIGCSE
仕組みIBの学校全体の教育枠組み科目別の国際的な資格
主な対象おおむね11〜16歳主に14〜16歳
学習の軸8つの教科グループ・探究と説明科目ごとの学習範囲
成績の付け方4つの評価観点・1〜7の教科成績試験機関・科目ごとの評価
外部評価個人プロジェクトは必須。ほかは学校の方針筆記・口頭・実技など科目ごとに異なる

公式情報と確認日

本記事は、国際バカロレア機構(IBO)が公表するMYPのカリキュラム・評価・資格に関するページ、ケンブリッジ・インターナショナルが公表するIGCSEの評価方法と対象年齢・履修期間のページ、ピアソン・エデクセルが公表するInternational GCSEの方式に関するページを、2026年10月22日に確認して作成しています。科目の提供状況や転入条件は変更されることがあるため、出願時には学校が公表する最新の案内を基準にしてください。

MYPの成績表と資格証明は同じものではありません。日々の授業評価と外部評価(eAssessment)は区別され、最終年の個人プロジェクトは必須ですが、ほかの外部試験に全員が参加するとは限りません。IBOが定める科目やプロジェクトの要件を満たして初めて、正式な資格証明につながります。IGCSEは、ケンブリッジとピアソンのどちらを採用しているかに加え、受験科目によっても試験の構成が変わります。学校から試験機関と科目コードを教えてもらえると、必要な教材や試験時期の確認が具体的になります。

転校するなら、まずこの5点をそろえる

転校の相談を始めると、学校名や希望学年の話が先に進みがちです。ただ、お子様の学習を途切れさせないためには、今どの単元まで学び、次の学校では何を求められるかを並べておくことが役立ちます。次の情報が手元にあると、質問をより具体的にできます。

確認すること準備のヒント
現在の学年と転入希望時期学校ごとに学年の呼び方や誕生日の基準日が異なるため、実際に入る学年を確かめます。
数学・英語・理科の教材と最近学んだ単元成績表だけでなく、実際に取り組んだ課題があると学習内容を伝えやすくなります。
転校先の評価方法MYPなら評価観点、IGCSEなら試験機関・科目コードや課題の期限が準備の手掛かりになります。
転入する学期の授業進度試験や個人プロジェクトの途中から参加する場合、どのように引き継ぐかも確認の対象です。
16歳以降の進路IBディプロマ(DP)や英国式の大学進学資格であるAレベルなど、次の課程の履修条件も見ておきます。

学校名だけで進路は決められない

MYPを学んだからといって、その後の進路がIBディプロマだけに決まるわけではありません。IGCSEからIBディプロマやAレベルへ進む学校もあります。次の課程で求められる科目や成績は学校ごとに違うため、今の学校名だけで将来の選択肢を判断するのは難しいのです。

  • 東京の学校でも教育課程の組み合わせは一様ではなく、例えばK. International School Tokyoは独自の中等教育課程を経て9〜10年生でIGCSEを採用しています。国際バカロレア認定校でも、必ずMYPを経由するとは限りません。
  • 学校を比べるときは、資格名だけでなく、何年生でどの科目を学び、卒業後の進路にどうつながるかを一本の流れとして見ていきます。
  • 同じ関数を学ぶ授業でも、何を示すと評価されるかは異なります。MYPでは計算結果に加えて、なぜその方法を選んだのか、どの条件なら成り立つのかを説明する課題が考えられます。IGCSEの試験に備えるなら、公式の学習範囲を押さえ、問題の指示と配点を読みながら時間内に解答をまとめる力も必要です。

ペトラチューターズでは、お子様の教材や最近の課題、転校時期を伺い、必要な科目と家庭教師の指導方法を一緒に整理しています。どこを補えばよいかは、これまでの教材と転入先の評価方法を並べると見えてきます。

参考資料

  • 国際バカロレア機構:MYPのカリキュラム
  • 国際バカロレア機構:MYPの評価と外部試験
  • 国際バカロレア機構:MYPの資格と成績
  • Cambridge International:IGCSEの評価方法
  • Cambridge International:対象年齢と履修期間
  • Pearson Edexcel:International GCSEの方式

情報確認日:2026年10月22日。科目の提供状況や転入条件は変更されることがあるため、実際の出願時には学校が公表する最新の案内を基準にご検討ください。

お子さまの場合はどう進めればいい?

記事の内容をもとに、現在の学習状況や目標を一緒に整理できます。

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