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東京でPYP・MYP・DPを一貫して学べるIB Continuum Schoolは?

ゆるやかなカーブを描いて奥へ続く、図書館の書架

この記事の結論

「IB校」と書かれていても、PYP、MYP、DPのうちどれを提供しているかは学校ごとに違います。PYPだけの学校、DPだけの学校、PYPとDPだけの学校があります。

この記事では、IB Continuumという言葉の意味と、東京の主な学校の提供状況、継続して学ぶことの利点と注意点を整理します。IB Continuum Schoolかどうかは、学校選びの一つの手がかりで、結論ではありません。

IB Continuumとは何か

IBが提供する主なプログラムです。年齢と構成は、IBの公式説明と各校の案内にもとづきます。
プログラム対象年齢特徴
PYP(Primary Years Programme)3歳から12歳探究型で、教科を横断して学ぶ
MYP(Middle Years Programme)11歳から16歳8つの教科グループ。最終学年のpersonal projectは必須で、外部の評価を受ける
DP(Diploma Programme)16歳から19歳6つの教科グループと、TOK、Extended Essay、CAS。各科目は1から7で採点、満点は45点
CP(Career-related Programme)16歳から19歳職業教育と組み合わせる。文部科学省の一覧(2025年9月30日)では、東京の登録校なし

Continuum(連続体)は、この3つを同じ学校で順に学べる状態を表す呼び方です。IBは各プログラムについて、学校ごとに別々に認定します。そのため、ある学校がPYPの認定を受けていても、MYPやDPの認定を受けているとは限りません。

IBの認定には「候補校」の段階があります。IBの説明では、IB Worldの学校になれるのは認定を受けた学校だけで、候補校になっても認定が保証されるわけではない、とされています。学校のサイトに「IB」とあっても、認定済みか候補校かは分かりません。

東京の学校の提供状況

下の表は、文部科学省のIB教育推進コンソーシアムが公開している一覧(2025年9月30日時点)にもとづきます。この一覧は認定校と候補校の両方を含み、区別が書かれていません。学校の公式ページで確認できた学校は、その旨を右の列に書きました。

学校PYPMYPDP確認の状況
Tokyo International Schoolありありあり学校の公式ページで3つとも確認(MYPはGrades 6〜10)。Grade 12は2026-27に開設予定
Aoba-Japan International Schoolありありあり学校の公式ページで確認
Seisen International Schoolありありあり学校の公式ページで確認。女子校
Shinagawa International Schoolありありあり一覧のみ。学校の案内は未確認
Malvern College Tokyoありありあり一覧のみ。学校の案内は未確認
Capital Tokyo International Schoolありありなし一覧のみ。DPはなし
K. International School Tokyoありなしあり学校の公式ページで確認。middle yearsは独自のLSPとIGCSE
The British School in TokyoなしなしありDPと、WASC認定のBST Diplomaから選べる

表の「あり」は一覧に載っていることを示します。認定済みか候補校かは、IBの学校検索(IB World Schools)で、お子さまの入学時点の最新の状況を確認してください。

Tokyo International School

TISはサイト上のIB案内で、PYP、MYP、DPの3つを提供する認定を受けていると説明しています。Middle Schoolのページでは、MYPの5年間すべて(Grades 6〜10)を提供しており、DPはGrade 11(16歳)から始まると案内されています。Grade 12は2026-27に開設されると書かれています。

学校の特徴はTISの学校ガイドで整理しています。住所・学年・出願の要点はTISの学校プロフィールでも確認できます。

Aoba-Japan International School

AobaはSchool Profileで、PYP、MYP、DPの3つで認定を受けたfull IB World Schoolとして案内されています。

HikarigaokaとBunkyoなど、学年によってキャンパスが変わるため、プログラムの連続性だけでなく、通学するキャンパスの構成も確認してください。キャンパス別の学年構成はAobaの学校ガイドで整理しています。住所・学年・出願の要点はAobaの学校プロフィールでも確認できます。

Seisen International School

  1. Montessori + PYPKindergarten
  2. PYPGrades 1〜5
  3. MYPGrades 6〜10
  4. DP pathwayGrades 11〜12

SeisenはIBの公式案内で、2020年7月にMYPの認定を受け、日本で最初の女子校のIB Continuum校になったと説明しています。DPは1986年から提供しています。

DPには3つの選択肢があり、Seisenの卒業資格と、IBへの参加の度合いを組み合わせられます。IB Continuum校だからといって、全員がIBのDiplomaを目指すわけではありません。

KISTはなぜ別に考えるのか

  1. PYPK1〜Grade 5
  2. 独自LSPGrades 6〜8
  3. Edexcel IGCSEGrades 9〜10
  4. DPGrades 11〜12

KISTはK1からGrade 5がPYP、Grades 6から8が独自のLSP(Pearson iLowerSecondaryの内容を含む)、Grades 9から10がPearson EdexcelのIGCSE、Grades 11から12がDPです。

学校の方針は、DPで成功させることを目標にカリキュラムを組む、というものです。PYPとDPを提供していても、PYP、MYP、DPの順に進む構成ではないので、MYPを前提とした比較には当てはまりません。詳しくはKISTの学校ガイドをご覧ください。

MYPからDPへ、評価の仕組みが変わる

継続して学ぶ利点の一つは、評価の変化に学校が一貫して付き合ってくれることです。MYPとDPは同じIBの教育でも、評価の見方が違います。下の表で、MYPとDPの違いを並べます。

MYPで取り組んだpersonal projectの経験は、DPのExtended Essayの準備につながります。ただし、MYPの修了がDPへ進む条件になるか、MYPを経ない転入生をどう受け入れるかは、学校の入学方針によります。

MYPとIGCSEのような別の方式との違いは、MYPとIGCSEの比較、DPとAP、A-levelの違いはIBDP・AP・A-levelの比較で整理しています。

IBの公式説明にもとづく概要です。実際の運用は学校で変わります。
項目MYPDP
教科8つの教科グループ(最終の2学年は6つまで選べる)6つの教科グループから6科目(上級3〜4科目、標準は残り)
必須の要素最終学年のpersonal project(約25時間)TOK、Extended Essay(4,000語)、CAS
外部の評価最終学年のeAssessment。学校は一部を任意で選べるが、personal projectは必須科目ごとの外部試験と学内評価
結果の示し方学校が採用すれば、MYP certificateやコース結果各科目1から7、コアと合わせて45点満点。DPの修了は24点以上などの条件あり

継続して学ぶことが向くご家庭、必要としないご家庭

向く場合ほかの選択肢も検討したい場合
小学生のうちから入学し、同じ学校で高校卒業まで続けるつもり数年で日本の学校や他国の学校へ移る予定がある
探究型の学び方に慣れているお子さま教科ごとの試験対策を重視したい、または試験で結果を出す経験を積みたい
IBのDiplomaを目指す見込みが強いDPのほかにAPやA-levelなど別の資格も候補に入れておきたい
転校を少なくして、評価の連続性を保ちたいKISTやBSTのように、IBと別の資格の両方を並行して検討したい

どちらの列に近いかは、お子さまの得意な学び方と、今後の進路で決まります。IB Continuum校だから、一番良い選択であるとは限りません。

学校に確認したいこと

まとめ

東京でPYP、MYP、DPをそろえて提供している学校として、公式ページで確認できたのはTIS、Aoba、Seisenです。ほかにも一覧には複数の学校が並びますが、認定の状況は学校とIBの学校検索で確認する必要があります。

IB Continuumは、学校選びの条件の一つです。学年、キャンパス、科目、サポートの必要性まで確認して判断してください。東京のほかの学校との比較は、学校別カリキュラム比較もあわせてご覧ください。

参考資料

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学校、学年、科目、現在の課題、評価方式、今後の進路を確認したうえで、サポートの進め方をご提案します。

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