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東京の主要インターナショナルスクールは何式?学校別カリキュラム比較

本棚に囲まれた図書館の机で、ノートパソコンに向かって勉強する生徒

この記事の結論

Petra保護者相談室複数の学校を比較しているご家庭から、学校名とカリキュラムの関係についてこんなご相談をいただくことがあります。

「IB校がいいのか、British系やAmerican系がいいのか迷っています。学校のウェブサイトを見てもPYP、MYP、IGCSE、APなどの言葉が多く、結局どの学校で何を学ぶのか比較できません。子どもの今の学年から高校卒業までをどう見ればいいでしょうか。」

東京にはインターナショナルスクールが多くありますが、学校名だけでは学習経路の違いが分かりにくいことがあります。ここでは代表的な学校を、現在公開されている公式情報をもとにカリキュラムの流れで整理します。

この比較では、学校をランキングするのではなく、学年ごとの経路がどう設計されているかを見ます。

6校の学習経路を並べて見る

代表的な6校の例です。東京の全インターナショナルスクールを網羅するものではありません。
学校主な枠組み高校段階の経路転入・進学で確認すること
Tokyo International SchoolPYP、MYP、DPGrade 11から2年間のDPMYPのCriterionとDP科目選択の接続
British School in TokyoYears 10〜11のIGCSE系学習Years 12〜13でIBDPまたはBST DiplomaIGCSE科目とその後の選択肢
K. International School TokyoPYP、独自Lower Secondary ProgrammeGrade 9〜10でIGCSE、Grades 11〜12でIBDPIGCSE科目とDP prerequisitesの接続
American School in JapanHigh School Diploma、4年間で22 credits幅広いAP科目とAP Capstone Diplomaを提供卒業要件のcreditsとAP履修を別々に見る
International School of the Sacred HeartHigh SchoolでAP科目を提供APは一年単位の個別科目卒業要件とAPを別々に確認する
Nishimachi International SchoolGrade 9までのstandards-based curriculumGrade 9卒業後は別のHigh Schoolへ次の学校のGrade 10への接続

学校ごとに、学年の区切りも高校段階で選ぶものも違います。以下では、公式情報から分かる経路と確認したい点を学校別に見ていきます。各校の所在地・学年・出願の要点は、東京のインターナショナルスクール一覧にまとめています。

Tokyo International School

  1. PYPKindergarten〜Grade 5
  2. MYP中等段階
  3. DPGrade 11から2年間

Tokyo International Schoolの公式Learningページでは、PYP、MYP、DPの3つのIBプログラムを提供していることが確認できます。

PYPはKindergartenからGrade 5、MYPはその後の中等段階、Grade 11から2年間のDPへ進む設計です。

2026-27 school yearにGrade 12が開設される予定で、学校はKからGrade 12までの一貫校へ拡張しています。

Tokyo International Schoolで確認したい点

  • IBの一貫した学習言語に慣れやすい
  • 学年が上がるにつれてMYPからDPへ移行する
  • 転入時はMYPのCriterionやDP科目選択との接続を確認する

British School in Tokyo

  1. IGCSE系の学習Years 10〜11
  2. IB Diploma ProgrammeYears 12〜13またはBST DiplomaYears 12〜13

BSTのSenior School公式案内では、Years 12〜13でIB Diploma ProgrammeとBST Diplomaの二つの主要経路を提供しています。

学校は、BST DiplomaをWASC認定のものと説明し、BST Diplomaの生徒の科目選択にはEnterpriseとSportのBTEC Level 3のcourseを組み込める場合があるとしています。それ以外の構成(何年間にわたるかなど)は公式ページでは確認できなかったため、学校に確認してください。

過去のA-level情報だけを見て現在の進路を判断しないことが重要です。

British School in Tokyoで確認したい点

  • Years 10〜11のIGCSE科目と、その後の選択肢をセットで確認する
  • IBDPを選ぶ場合は科目の組み合わせを早めに考える
  • BST DiplomaはIBDPとは別の卒業経路として確認する

K. International School Tokyo

  1. PYP
  2. 独自Lower Secondary Programme
  3. Pearson Edexcel IGCSEGrade 9〜10
  4. IB Diploma ProgrammeGrades 11〜12

KISTは公式サイトでPYP、独自Lower Secondary Programme、Pearson Edexcel IGCSE、IB Diploma Programmeという流れを示しています。

Grade 9〜10ではIGCSEを2年間履修し、Grades 11〜12はIBDPへ進みます。MYPを提供していると推測せず、KIST独自のLower Secondary Programmeを経由する点を分けて理解する必要があります。

K. International School Tokyoで確認したい点

  • Grade 9からIGCSE外部試験への準備が強くなる
  • Grade 11からIBDPの6科目とCoreへ移行する
  • 途中転入ではIGCSE科目やDP prerequisitesとの接続を確認する

American School in Japan

ASIJはHigh Schoolで4年間、22 creditsを満たすことをDiploma要件として公開しています。そのうえで幅広いAdvanced Placement科目とAP Capstone Diplomaを提供しています。

APは学校全体のカリキュラムそのものではなく、高校の中で履修する大学レベルの個別科目です。

American School in Japanで確認したい点

  • 卒業要件のcreditsとAP履修を別々に見る
  • APを何科目取るかは生徒の進路と負荷に合わせて考える
  • American-style High School Diplomaからの大学出願要件は進学先ごとに確認する

International School of the Sacred Heart

ISSHはHigh Schoolで複数のAP科目を提供しています。公式ページではAPを一年単位の個別科目として説明し、IBDPのような固定された一体型course loadとは異なることを明記しています。

International School of the Sacred Heartで確認したい点

  • APは科目ごとに選択できる
  • 学校の卒業要件とAPを別々に確認する
  • 大学出願で必要な科目や試験は志望先に応じて確認する

Nishimachi International School

  1. Grade 9までstandards-based curriculum
  2. 別のHigh SchoolGrade 10から

NishimachiはGrade 9までの学校です。公式Learningページでは、Common Core、Next Generation Science Standards、AEROなどを参照したstandards-based curriculumを採用し、毎日のJapanese programmeも組み込んでいます。

Grade 9卒業後は別のHigh Schoolへ進むため、Grade 8〜9の段階で次の学校のGrade 10への接続を考える必要があります。

Nishimachi International Schoolで確認したい点

  • Grade 9が学校の最終学年
  • 次の学校のカリキュラムがIB、IGCSE、APなど何であるかを早めに確認する
  • Japanese programmeを含む現在の学習内容を転校先にどう接続するかを見る

学校比較で見落としやすいこと

  • 同じIBという言葉でも、PYPのみ、PYPとMYP、PYPからDPまででは経路が異なります。
  • 同じBritish系でも、現在のpost-16 pathwayがA-levelとは限りません。
  • APがある学校でも、APは通常High School Diplomaとは別に履修する個別科目です。
  • Grade 9で終わる学校では、高校進学先のカリキュラムまで含めて学校選びを考える必要があります。

学校を選ぶときの比較軸

  • 子どもの現在のGradeまたはYear
  • その学年で使うカリキュラム
  • 高校卒業まで同じ学校に在籍できるか
  • Grade 10以降の外部資格や卒業要件
  • 転校時に不足しそうな科目や評価経験
  • 大学進学先に必要な資格や科目

ペトラチューターズでの使い方

学校名だけで学習サポートの内容を決めるのではなく、現在のGrade、科目、課題、評価方式、次の進路を確認したうえでサポート内容を考えます。

たとえば同じGrade 10でも、MYPのCriterion-based assessmentに対応する生徒、IGCSEのexternal examを控える生徒、American high schoolでAP preparationを始める生徒では、必要な対策が違います。

まとめ

学校の系統名より、子どもが今どこにいて、次に何へ進むのかを見ることが重要です。この比較は代表例です。東京の全インターナショナルスクールを網羅するものではありません。

カリキュラム、学年構成、科目提供は変わることがあるため、出願前には必ず各校の最新公式情報を確認してください。

参考資料

学校やカリキュラムに合わせた学習相談

学校、学年、科目、現在の課題、評価方式、今後の進路を確認したうえで、サポートの進め方をご提案します。

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