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東京のインターナショナルスクールのカリキュラム比較|IB・IGCSE・AP・K-12の違い

本がぎっしり並ぶ書棚の前、木のカウンターに置かれた地球儀

この記事の結論

東京のインターナショナルスクールを調べ始めると、IB、MYP、IGCSE、AP、K-12など、英語の略語が一度に出てきます。学校の説明を読んでも、何が学年の範囲で、何が授業の仕組みで、何が資格なのか分かりにくいものです。

このページでは、保護者が最初に知っておきたい言葉を日本語で整理し、学校や転校先を比較するときの見方までつなげます。特定の学校を優劣で並べるのではなく、お子さまの現在地から卒業までの道筋を確認するためのガイドです。

まず知っておきたい用語

名称が似ていても、表しているものの種類が違います。
用語日本語でいうとかんたんな説明
IB国際バカロレア3〜19歳向けの複数の国際教育プログラムの総称
PYPIB初等教育プログラム主に3〜12歳向け。探究しながら学ぶ初等段階の枠組み
MYPIB中等教育プログラム主に11〜16歳向け。教科のつながりや概念理解を重視
DP / IBDPIBディプロマ・プログラム主に16〜19歳向け。教科群と論文・活動などを組み合わせる進学準備プログラム
IGCSE国際中等教育修了資格主に14〜16歳向け。教科ごとに修了資格を取得する仕組み
AP大学レベルの先取り科目高校生が科目ごとに履修し、試験を受ける米国系の仕組み
K-12幼稚園相当〜高校卒業までKindergartenからGrade 12までという学年範囲の呼び方

K-12は教育段階、IBはプログラムの総称、IGCSEは教科別資格、APは個別科目と試験です。互いに置き換えられるものではないため、学校案内で見つけた言葉をまずこの4種類に分けると、比較しやすくなります。

用語の対象年齢は国際的な目安です。実際の学年配置や誕生日の区切りは学校によって異なるため、出願先の公式学年表で確認してください。

Kindergarten・Grade・Yearはどう読む?

Kindergartenは一般に幼稚園相当、Gradeは主に米国系で使われる学年、Yearは英国系で使われる学年の呼び方です。たとえばGrade 1は日本の小学1年生前後、Grade 6は小学6年〜中学1年ごろ、Grade 9は中学3年〜高校1年ごろの目安です。

ただし、日本の学年と一対一には対応しません。入学時期、生年月日の区切り、学校が採用する学年表によって前後するため、転校や出願の際は現在の在籍学年と移行先の配置を学校へ確認します。

表記日本語での目安確認すること
Kindergarten幼稚園相当幼児教育・初等教育のどちらに含まれるか
Grade 1小学1年生前後誕生日の区切りと入学時期
Grade 6小学6年〜中学1年ごろ中等段階への切り替え時期
Grade 9中学3年〜高校1年ごろIGCSEなどの開始学年
Year 10日本の中学3年〜高校1年ごろ英国系の試験・科目選択の時期

日本の学年はあくまでおおよその目安です。実際の学年配置は、生年月日と各校の基準で決まります。

IB(国際バカロレア)は一つの試験ではない

国際バカロレア機構の公式案内では、IBは3〜19歳を対象にした複数の教育プログラムです。PYP(初等教育プログラム)は主に3〜12歳、MYP(中等教育プログラム)は主に11〜16歳、DP(ディプロマ・プログラム)は主に16〜19歳を対象にしています。

PYPでは問いを立てて探究する学び、MYPでは教科の知識をつなげて考える学び、DPでは6つの教科群に加えて、知識の理論(TOK)、創造性・活動・奉仕(CAS)、課題論文(Extended Essay)などを組み合わせます。

そのため「IB校」だけでは十分な情報になりません。PYPだけか、MYPまで続くのか、DPまで同じ学校で進めるのかを、学年表と学校の認定・認可情報で確認します。

IGCSEは主に14〜16歳の教科別資格

IGCSEは、主に14〜16歳の生徒が教科ごとに取得する国際的な中等教育修了資格です。Cambridge Internationalの公式案内では、筆記、口頭、コースワーク、実技など、教科によって評価方法が異なることが説明されています。

学校によってはCambridgeではなくPearson EdexcelのInternational GCSEを採用しています。たとえばK. International School Tokyoは、Grade 9〜10でPearson Edexcel IGCSE、その後のGrades 11〜12でIB Diploma Programmeへ進む経路を公開しています。

確認したいのは、IGCSEという名前だけではありません。試験団体、履修する教科、開始学年、校内評価との組み合わせ、その後にどの卒業資格や進学課程へ進むかまで見ます。

APは高校で選ぶ大学レベル科目

AP(Advanced Placement)は、高校生が履修できる大学レベルの科目と試験です。College Boardの公式案内が示すように、学校が用意する科目の中から、生徒が関心や進路に合わせて個別に選ぶのが基本です。

IBDPのように、教科群と共通の必修要素を一体で履修して一つのディプロマを目指す仕組みとは役割が違います。APの有無だけで学校全体を判断せず、高校卒業資格、卒業要件、提供科目、試験結果の扱いを分けて確認します。

たとえばAmerican School in JapanはHigh School Diplomaを軸に、AP科目やAP Capstone Diplomaを提供しています。ここでも、卒業資格と個別の先取り科目は別の情報として読むのがポイントです。

学校名より、学年ごとの学習経路を見る

  1. PYP初等段階
  2. MYP中等段階
  3. DP高校段階・2年間
  1. Lower Secondary中等前期
  2. IGCSE主に14〜16歳
  3. DP / A-level / Diploma学校ごとに異なる
  1. Elementary初等段階
  2. Middle School中等前期
  3. High School DiplomaAP科目を選べる学校もある

同じインターナショナルスクールでも、学年が上がった後に進むカリキュラムは学校ごとに異なります。上の図は代表的な流れを簡略化して示したものです。

同じ東京のインターナショナルスクールでも、IBのPYP・MYP・DPをつなぐ学校、IGCSEからDPへ進む学校、高校卒業資格にAP科目を組み合わせる学校では、学習の流れも評価の受け方も変わります。

転校を考える場合は、現在の学校で何を学んだかに加え、移行先で何年生に入り、どの科目を引き継げるか、評価方法がどう変わるかを確認します。学校から成績表、履修科目一覧、課題例を求められることもあります。

学校を比較するときの5つの確認項目

学校案内で分からない点があれば、「この学年では何を学び、どのように評価し、次の学年で何につながるか」と聞くと、名称だけでは見えない違いが分かります。

ペトラチューターズで考える学習サポート

同じ「英語のサポート」でも、探究型の課題を日本語で整理したいのか、外部試験の答案を改善したいのか、大学レベル科目の内容理解を補いたいのかで、必要な支援は変わります。

ペトラチューターズでは、学校名だけで判断せず、学年、科目、現在の課題、評価方法、これからの進路を確認して学習の進め方を考えます。

まとめ

  • K-12は、KindergartenからGrade 12までという教育段階の範囲です。
  • IBはPYP、MYP、DPなど、年齢別の国際教育プログラムの総称です。
  • IGCSEは主に14〜16歳向けの教科別資格、APは高校で選ぶ大学レベル科目です。
  • GradeとYearの日本の学年対応は目安にとどめ、各校の学年表で確認します。
  • 比較の軸は学校名ではなく、学習経路、評価方法、卒業資格、転校時の接続です。

参考資料

よくある質問

IBとIGCSEはどちらが難しいですか?

単純に優劣や難易度だけで比べられません。IBは学校全体の学習プログラム、IGCSEは主に教科ごとの資格なので、学ぶ内容、評価方法、得意不得意によって感じ方が変わります。

MYPとIGCSEは同じものですか?

同じものではありません。MYPは11〜16歳向けのIB中等教育プログラム、IGCSEは主に14〜16歳向けの教科別資格です。学校によってMYPからDPへ進む場合も、IGCSEからDPへ進む場合もあります。

APはカリキュラムですか?

APは学校全体のカリキュラム名というより、高校生が個別に履修する大学レベルの科目と試験です。高校卒業資格や学校全体の教育課程とは分けて確認します。

K-12とは何ですか?

KindergartenからGrade 12まで、一般に幼稚園相当から高校卒業までの教育段階を指します。特定の試験制度や一つのカリキュラムを意味する言葉ではありません。

日本の学校からインターナショナルスクールへ転校するときは何を確認すればいいですか?

入学学年、科目の引き継ぎ、英語力の要件、評価方法、卒業資格、次の進路への接続を確認します。成績表や履修科目一覧を用意し、移行先の学校に具体的に相談すると安心です。

学校やカリキュラムに合わせた学習相談

学校、学年、科目、現在の課題、評価方式、今後の進路を確認したうえで、サポートの進め方をご提案します。

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