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アムステルダムで学びながら考える、質問する力と自分で学ぶ力

階段状の机が並ぶ講義室で、前方を向いて講義を聞き、ノートを取る学生たち

この記事の結論

海外大学を目指すとき、IELTSやTOEFLなどの英語スコアは分かりやすい目標です。ここで、考えやすくするための仮の例を一つ挙げます。実在の生徒ではなく、この記事のために作った想定例です。英語のスコアは十分なのに、大学の課題では何から手を付ければよいか分からず、授業で質問もできない。この状況は、英語力だけでは説明できません。

大学に入った後の学びでは、英語で授業を聞けるだけで十分とは限りません。自分で読む、問いを持つ、根拠を探す、考えを説明する、必要なときに質問するという学び方も、準備しておくと大学での学習に移りやすくなります。ペトラチューターズは、英語力を重要な土台としつつ、自分で学習を進める力も同時に準備することをおすすめします。

英語力は入口であって学び方そのものではない

英語で授業を受けるには、読む、聞く、書く、話す力が必要です。しかし、同じ英文を読めても、重要な主張を見つけられるか、根拠を確認できるか、別の説明と比較できるかで学びの深さは変わります。

海外大学の準備では、英語問題を解くだけでなく、英語を使って何を考えるかまで練習しておくと役立ちます。

UvAの教育方針から見えること

UvAのVision on Teaching and Learningでは、UvAの教育は研究集約型で、学問的な成長を軸にしていると説明されています。学生が、複雑さを増す世界で活躍するために必要な技能と知識を身につけることが目標で、意欲と向上心のある学生を想定しています。

別の公式ページでは、UvAは能動的で刺激のある教育の形に取り組むとし、教育は科学、研究、社会の接点で行われ、多様な人や経験、考えが集まる場だと説明されています。

ここから読み取れるのは、知識を受け取るだけでなく、研究や社会との接続を意識して学ぶ姿勢が、大学教育の一部として位置付けられていることです。ただし、これは大学自身の方針の説明であり、実際の授業が学部や科目ですべて同じとは限りません。

自分から質問することが前提になる場面

VU Amsterdamは、オランダの高等教育の授業の多くは対話的で、能動的な学びが重視されると説明しています。そのうえで、学生はかなり自立して学ぶことが期待され、問題を伝えなければ教員は順調だと考える、とも書いています。助けが必要なときは、自分から求めることが前提です。

学校によっては先生が気づいて声をかけてくれることもあるため、自分から伝える練習は早いうちから始めておく価値があります。分からないことを質問の形にして伝える力は、授業や課題の場面で役に立ちます。

とはいえ、これは1つの大学の説明です。オランダの大学すべてで、すべての授業が同じ進め方だと言えるわけではありません。

ペトラチューターズがアムステルダムから考える理由

ペトラチューターズのコアチームはアムステルダムを拠点にしています。ただし、その事実だけでUvAやオランダの大学全体を代表できるわけではありません。

そこでペトラチューターズでは、大学の公式方針と、ペトラチューターズとしての教育的な解釈を分けます。具体的な授業体験を書く場合も、実際に経験したことだけを扱います。現地にいることは権威付けではなく、異なる教育環境を継続的に観察し、日本の家庭にどう翻訳できるかを考えるための位置だと捉えています。

中高生のうちに練習できる5つの力

学習の研究を整理したEducation Endowment Foundation(EEF)のガイダンスも、計画、点検、振り返りを明示的に教えることを勧めています。こうした方法は、教科の内容と結び付けて練習する方が身につきやすいとされています。

これはペトラチューターズの教育的な解釈で、大学の公式な要件ではありません。
力練習の例
問いを作る分からない、で止めず、どこまでは分かり、何が分からないのかを一文にする
根拠を探す答えだけでなく、その答えを支える教科書、資料、データ、引用箇所を確認する
比較する一つの説明だけで終わらず、二つの考え方の共通点と違いを整理する
説明する自分がなぜそう考えたかを、相手が分かる順番で説明する
計画する締切から逆算して、読む、調べる、書く、直すという工程を分ける

宿題のやり方を少し変える

特別な教材がなくても練習できます。

  • 英語の長文なら、答え合わせの後に、本文のどこが根拠だったかを説明する
  • 歴史なら、一つの出来事について原因を二つ以上挙げ、どちらが重要か理由を書く
  • 数学なら、答えだけでなく、途中の考え方を言葉で説明する
  • 作文なら、提出前に、主張と根拠がつながっているかを一度見直す

こうした習慣は、試験対策と大学準備を完全に別のものにしないためにも役立ちます。

家庭教師ができることとできないこと

家庭教師は、質問を整理する、考え方を言葉にする、フィードバックを返す、計画を一緒に作るといった支援ができます。一方で、本人の代わりに課題を書いたり、答えを作ったりすることは学習になりません。

海外大学を考えるほど、学術的な誠実さを守りながら自分で考える練習が重要になります。UvAも、不正行為と盗用に関する規則を定め、すべての学生に適用しています。

まとめ

海外大学の準備では、英語スコアだけでなく、自分で問いを作り、根拠を探し、説明し、計画する力も重要です。UvAは研究集約型の学びと学問的な成長を重視し、能動的で刺激のある教育を目指すと説明しています。

ペトラチューターズでは、こうした考え方をオランダだから正しいと扱うのではなく、日本の中高生が今から練習できる行動に置き換えて考えていきます。

参考資料

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