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IBのanalysisとは?summaryとの違いと書き方

ノートを前に、並んで文章を見ながら話し合う二人

この記事の結論

Petra保護者相談室IBの課題について、保護者の方からこんなご相談をいただくことがあります。

「子どもは本文や資料の内容を書けているつもりなのですが、先生から『summaryになっていてanalysisが足りない』と言われます。引用や出来事も入れていて内容も大きく間違っていないように見えるのですが、何を足せばanalysisになるのか本人も分からず困っています。」

Petra Tutors(ペトラチューターズ)では、summaryからanalysisへ変えるとき、情報を増やすよりも「その証拠が何を示し、どう働き、問いにどうつながるか」を一段深く説明できているかを見ます。

この記事では、IBの科目で文章がsummaryに寄りやすいとき、どう考えればanalysisに変わるのかを、すべてオリジナルの例を使って整理します。

SummaryとAnalysisの違い

見る点SummaryAnalysis
中心何が起きたかを説明どう働くか、なぜ重要かを説明
証拠内容を紹介する証拠と主張の関係を解釈する
問いとの関係問いに戻らないことがある問いへの答えにつなげる
見直し質問What?How? Why? So what?

summaryは必要です。読者が何について話しているのか分からなければ、分析もできません。問題は、段落のほとんどが説明で終わってしまうことです。

たとえば、オリジナルの短い物語を考えます。主人公が学校を出る直前に、校舎を三度振り返ったとします。

summaryなら「主人公は学校を出る前に、三度校舎を振り返る」と書けます。内容としては正しいですが、まだ何が起きたかを説明している段階です。analysisに近づけるには、その行動が何を示すかまで進みます。

「三度振り返る動作を繰り返すことで、主人公が学校を離れる決断に迷いを残していることが強調される。単なる別れではなく、過去とのつながりを断ち切れない状態として描かれている」のように、その描写がどう働いているかまで考えます。

情報量を増やしたからanalysisになったわけではありません。同じ証拠に対して、意味と働きを説明したからanalysisに近づいています。

科目によってanalysisの形は違う

科目analysisで見ること
Language A文章の表現や構成、作者の選択がどのように意味を作るか
Individuals and Societies資料や出来事を分けて考え、原因や関係、影響、証拠とのつながり
BusinessやEconomics概念や理論をケースに当てはめ、その結果や関係を説明すること

ここはかなり大切です。IBでは、すべての科目で同じ書き方をすればいいわけではありません。

つまり、「analysisとは必ずこの一文を書くこと」という万能テンプレートはありません。国際バカロレアのLanguage A公式ページと2026年試験官向け指示を見ると、分析は単なるdescriptionを超え、科目ごとの評価基準や問題文の指示語に合わせる必要があります。

この記事では、その中でも複数の科目で使いやすい共通の考え方を扱います。

summaryをanalysisに変える4つの質問

自分の段落を読み返すとき、次の順番で確認してみてください。

質問確認すること
WhatWhatでは、何が起きているか、何が書かれているか、どんな証拠があるかを確認します。
HowHowでは、その証拠がどう働き、どんな関係や効果を作っているかを考えます。
WhyWhyでは、それがなぜ重要で、なぜその証拠を使うのか、ほかの説明と比べて何が強いのかを考えます。
Linkそれは問いにどう答えている?段落全体の主張にどう戻る?

4つ全部を毎回同じ順番で文章にする必要はありません。これはテンプレートではなく、自分の段落に何が足りないかを見つけるための質問です。

1.Whatで止まっていないか

summaryに寄っている段落では、「何があるか」の説明が続くことが多いです。まず、自分の段落がWhatだけで終わっていないか確認します。何が起きたか、何が書かれているか、どんな数字や技法があるかを示すことは必要ですが、それだけでは説明で止まりやすくなります。

たとえば「売上は2年間で上昇した」だけならデータのsummaryです。「価格変更と同じ時期に売上が上がっているなら、価格戦略が需要に影響した可能性を考えつつ、広告や市場全体の成長など別の要因も検討する」ことでanalysisに進めます。

2.Howを入れる

analysisに変えるとき、かなり使いやすい質問がHowです。Howでは、その証拠がどう働くのか、表現が読者にどう影響するのか、出来事が次の結果へどうつながるのか、データが主張をどう支えるのかを考えます。

Language Aでは、比喩表現が使われていると技法名を挙げるだけで終わらず、「その比喩が人物の不安を具体的なイメージとして見せ、読者に感情を近く感じさせる」といったところまで説明すると、技法がどう意味を作るかが見えてきます。国際バカロレアのLanguage A向け試験官指示でも、単に特徴を見つけるだけでなく、それが意味をどう作るかを分析することが重視されています。

3.Whyを入れる

Howまで書けても、段落がまだ浅く感じることがあります。そこで次に見るのがWhyです。Whyでは、その証拠がなぜ重要なのか、作者がなぜその選択をしたと考えられるのか、ある原因がほかの原因よりなぜ重要なのか、データが主張にどう関係するのかを考えます。

歴史のオリジナル例なら、「政府は増税を行い、その後に抗議運動が拡大した」だけでは出来事の説明です。「増税が生活費への不満を直接高め、以前から存在した政治的不満を可視化するきっかけになった可能性」まで考えると、出来事同士の関係と重要性を分析できます。

4.最後に問いへ戻す

analysisを書いているつもりでも、問いから離れていくことがあります。かなり良い説明を書いていても、それが質問にどう答えているのか分からなければ、段落全体の役割が弱くなります。

最後に、このanalysisが問いに何を答えているかを確認します。たとえば「この表現は主人公の不安を強調している」で終えるより、「その不安が物語全体の『離れること』への抵抗をどう強め、主人公の決断をどう複雑に見せているか」まで問いへ戻すと、段落の役割が明確になります。とすれば、より大きな論点へ戻れます。

IBの2026年試験官向け指示を見ると、科目によって問いへのつなぎ方は異なります。ただ、良いanalysisが本文の中だけで閉じず、課題の焦点へ戻ってくる点は共通して確認しやすいポイントです。

BeforeとAfterで見る

ここでも、既存のIB問題や教材は使わず、オリジナルの例だけを使います。

BeforeAfter

「広告では青い背景が使われていて、中央に商品が置かれている。商品の横には短いキャッチコピーがある」

これは見えているものを正しく説明しています。ただし、ほとんどがsummaryです。

「商品を中央に置き、周囲の情報を減らすことで視線が商品そのものに集中する。さらに短いキャッチコピーだけを残すことで、複雑な説明より即時性を優先している。結果として、この広告は商品の機能を詳しく伝えるより、『迷わず選べる商品』という印象を作ろうとしている」

ここでは、同じ情報から配置、情報量、読者への効果を説明しています。

analysisにするために、難しい単語を増やす必要はありません。「何があるか」から「それがどう働くか」に進めば、文章の役割が変わります。

analysisが弱いときにやらない方がいいこと

analysisが足りないと感じたとき、次の3つに頼りたくなることがあります。

やりがちなことanalysisにならない理由代わりに
専門用語だけ増やす文学用語、経済用語、歴史用語が証拠とつながっていないため。用語は説明を短く正確にするために使うもの用語を使うなら、その用語が証拠にどう当てはまるかまで書く
引用を長くする証拠が長くなっても、その後の説明が変わらなければsummaryの比率が増えるだけのため必要な証拠を短く選び、その証拠に何が言えるかに時間を使う
万能フレーズを暗記する「This shows that...」や「This suggests that...」の後に具体的な意味がなければ、フレーズだけでは足りないためフレーズの後に、何を説明するかを決める

先生にもっと「analysis」と言われたときの見直し方

コメントを受けたら、段落を全部書き直す前に色分けしてみてください。段落には、証拠や出来事の説明だけでなく、自分の解釈、証拠がどう働くかの説明、問いへのつながりを入れます。

もし段落のほとんどが最初の色だけなら、summaryが多い可能性があります。逆に、解釈はあるけれど証拠がないなら、analysisの根拠が弱くなります。文章量ではなく、それぞれの役割のバランスを見ると直しやすくなります。

ペトラチューターズで見る3つのポイント

ペトラチューターズで文章を確認するとき、最初から完成したanalysisを書かせるより、次の3つを聞きます。見直すときは、この証拠から何が分かるか、それはなぜか、それが問いにどう関係するかを順番に確認します。

この3つに口頭で答えられるなら、analysisの材料はすでにあることが多いです。書けない原因が「考えがない」のではなく、考えを文章に移す途中でsummaryに戻っている場合もあります。まず口頭で説明してから文章にすると、自分の考えと資料の説明を分けやすくなります。

SummaryからAnalysisへ変えるチェックリスト

まとめ analysisは情報を増やすことではない

IBで「summaryばかり」と言われると、もっと長く書かなければと思いやすくなります。必要なのは文章量ではありません。同じ証拠について、何があり、どう働き、なぜ重要で、問いにどうつながるかまで考えられるかです。

このテーマを選んだのは、内容は合っているのにanalysisにならないという悩みが、単に英語力の問題ではないからです。考えはあるのに、文章では説明だけになってしまう学生もいます。

自分の段落のどこがsummaryで、どこからanalysisになっているのか分からない場合は、ペトラチューターズでも実際の文章を見ながら整理できます。まずは一つの段落を選び、What、How、Why、Linkの4つで色分けしてみてください。

参考資料

よくある質問

IBのsummaryとanalysisの一番大きな違いは何ですか?

summaryは内容や出来事を説明する役割が中心です。analysisでは、その証拠がどう働き、なぜ重要で、問いにどう関係するかまで考えます。

analysisを書くには長い文章が必要ですか?

長さだけでは決まりません。短い文章でも、証拠と意味、関係、問いへのつながりが明確ならanalysisになります。

IBのすべての科目で同じanalysisの書き方を使えますか?

いいえ。IBの2026年試験官向け指示でも、科目や課題によって求められる分析の形は異なります。ただ、証拠の働きや関係を説明し、問いへ戻る考え方は複数の科目で使いやすい土台になります。

「This shows that」を使えばanalysisになりますか?

フレーズだけではanalysisにはなりません。その後に、何を示しているのか、なぜそう言えるのか、問いにどうつながるのかを具体的に説明する必要があります。

先生から「more analysis」と言われたら最初に何を直せばいいですか?

まず一段落だけ選び、説明、証拠、解釈、問いへのつながりを分けてみてください。説明ばかりならHowやWhyを足し、解釈だけなら根拠を補います。

実際の文章を見ながら一緒に整理しませんか

自分の段落のどこがsummaryのままか分かりにくいときは、ペトラチューターズの無料体験レッスンで実際の文章を見ながらご相談いただけます。

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